定期点検の必要性

・どんな自動車もいつかは故障します。もちろん故障するのは困るので、『できるだけ長い間故障しないで動いてもらいたい。』これは、どんな人でも共通の願いだと思います。では、なるべく長い間故障しないで走れる自動車にするにはどうしたらよいか、考えて行きましょう。

まず、故障の発生パターンを考えて見ましょう。

どんな機械でも途中で何もしないでいると次のような確率で故障が発生すると言われています。

上の図はバスタブ曲線と言われ、
縦軸は、故障の発生する確率(故障率)
横軸は、車の使用年数(時間)となっています。

ここで
@の期間は初期故障期といわれ、恐らく製作課程で加わった欠陥のために、使用開始とともに劣化、故障してしまう時期で、現在の自動車ではほとんどなくなりました。(昔の新車にならし運転が必要だったのはこの期間が心配だったからだと思われます。)

Aの期間は偶発故障期といわれ、不良品が初期故障で十分除外されてしまった後、ごく稀にしか故障が発生しない安定した時期で、何もしないでいれば、だいたい新車から4年目ぐらいまでだと考えられます。

Bの期間は摩耗故障期といわれ、部品などに摩耗や劣化が蓄積してきて故障が増加してくる時期で、この時期が早く来るか遅く来るかはそれまでの使用状況によって変化します。

つまりここでのポイントは、いかにこの『摩耗故障期が来るのを遅らせる事ができるか』と言う事になります。

そのために必要不可欠なのが、 定期点検 なのです。

それでは次に、定期点検の効果について考えていきたいと思います。

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